気負い
ホームページ上でブログやコラムを始めてみたのはいいけれど、何か面白いことや気の利いたことを書かなきゃ、とついウケを意識してしまう。そんな下心丸出しの気負いは邪魔になるだけだと分かっているのに、まんまとハマってしまう自分が何ともカッコ悪くて情けない。まあ、カッコいいとか悪いとかを気にする時点で、こうなるのは目に見えていたということでしょうか……。
こうなってしまうと、「いいネタがない」とか、ネタはあっても「どう書けばいいのか分からない」とか、言い訳とも弱音ともつかないようなことばかりが頭の中をグルグルと回り始め、本当に何を書いていいのか分からなくなり、負のスパイラルから抜け出せなくなる。
ブログやコラムを始めようと思ったときの「初心」を忘れないように、と常々思ってはいるのだが、なかなか自分をうまくコントロールできないのがもどかしい。でも、よく考えてみたら、その「初心」こそが下心そのものだったとしたら、どうなんだろう?
とりあえず、どれだけ間があいても、諦めることなく続けていけば、どこかでこの状態を脱することができる、そう信じてやっていくしかないのだろう。
少し話は飛ぶけれども、身体(からだ)をうまく動かすためには、身体に余分な力を入れない「脱力」という状態になることが必要。同じように、物事にうまく取り組むためには、やはり余分な力、すなわち「気負い」の無い「脱力」状態になることが必要……つまり心も身体も動きの原理は共通していて、何事も「力み」のない自然体で臨むことが肝要というわけだ。分かっちゃいるけど……難しいね。
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