第18回「サラリーマン時代 <第2期 ①>」
※第2期:本社 (東京) 出向時代(1991~1996)

皆さん、こんにちは。「くのいち」ことクノテツヤです。
さて、今回からは、Uターン就職した僕が再び地元を離れ、親会社の東京本社に出向勤務していた約5年間の音楽遍歴を紹介していきたいと思います。
そもそも僕が東京本社へ出向することになった経緯(いきさつ)ですが、聞くところによると、「清水に少し英語を使えるヤツがいる」という話を聞いた本社海外事業部の人が、僕に白羽の矢を立てたということでした。
その部署には、誰もが一目置く有名なカリスマ上司がいて、日々の仕事は、休日出勤・徹夜は当たり前の無茶苦茶なものでしたが、当時、自暴自棄になっていた僕にとって、そこにどっぷり浸かることで余計なことを考えずに済んだのは、ある意味、救いだったのかもしれません。
さて、場所は花の都、東京です。ラジオ、TV、CDショップ、ライヴ……音楽の誘惑が身の周りに満ち溢れています。そんな環境の中、果たして僕がどうなったのか……容易に察しがつくと思います。
―1曲目―
ある日TVを見ていたら、侍の格好をしてギターをかき鳴らす男の人達の姿が目に飛び込んできました。あまりのカッコ良さに僕の目は釘付けです。聴いてください。
♪ 下郎「天狗」
“Tengu” by Gerou
1991年に下郎が発表したアルバム「下郎参上」からお送りしました。
「下郎」というのは、下泉茂兵衛こと泉谷しげるさんが、下下淳之介こと下山淳さん(ルースターズ)、藤下伸之介こと藤沼伸一さん(アナーキー)、川下恭之助ことKYONさん(ボ・ガンボス)という錚々たるメンバーと結成したアコースティック・ギター・バンドです。と言っても、当時の僕は、恥ずかしながら、泉谷しげるさんの名前くらいしか知りませんでしたが……。
僕が下郎を目撃したそのTV番組では、「野良犬」という泉谷しげるさんの曲を演奏していたのですが(たしか下郎の「極楽楽土」も演奏していたはず)、曲も演奏もしびれるほどカッコ良くて、そのときの強烈な印象は今でも忘れられません。
現時点で、この「下郎参上」が下郎唯一のアルバムですが、これ1枚で終わらせるのはあまりに勿体ないと常々思ってきました。そう思わせるほど、すべての曲が文句なしに素晴らしく、ヴァラエティに富んだ曲調、最高にいかした演奏、思わずニヤッとしてしまう完璧なアレンジ……と、まるで神がかったような、非の打ちどころのないアルバムです。
発表から34年経った現在も、まったく飽きることなく聴き続けている、僕の永遠の愛聴盤です。
もし、僕が日本人アーティストのアルバム・ベスト10を選ぶとしたら、この「下郎参上」は絶対に外せません。
―2曲目―
お次は、妹がキッカケで聴くようになった、超有名な大物ミュージシャンです。
以前から名前は知っていたし、ラジオで曲も聴いたことはあって、カッコいいとは思ったけれど、特にハマることはありませんでした。
ある日、ソウル好きの妹が、その人の当時出たばかりのアルバムを聴かせてくれたときのことです。この曲を耳にした瞬間、全身に鳥肌が立って、体中が喜んでいるのがはっきり分かりました。聴いてください。
♪ ジェームス・ブラウン「レイター・フォー・ダンシング」
“Later For Dancing” by James Brown
この曲は、言わずと知れた「ソウルの帝王」ジェームス・ブラウンが1991年に発表したアルバム「ラヴ・オーヴァーデュー」からお送りしました。
1988年、ジェームス・ブラウンは、薬物の吸引中にケンカとなった妻に向けて銃を乱射し、駆けつけた警察とカーチェイスを繰り広げた挙句、ガス欠になって逮捕され、妻に対する殺人未遂で懲役6年の実刑判決を受けました。約3年の獄中生活を経て、90年に仮出所したジェームス・ブラウンは、すぐさまアルバム制作に取り掛かり、翌年リリースされたのが、この復活作「ラヴ・オーヴァーデュー」です。
獄中での鬱憤を晴らすかのような、熱くエネルギッシュなこのアルバムにすっかりやられてしまった僕は、その日からずっとジェームス・ブラウンにぞっこんです。
―3曲目―
90年代に入ると、世の中を覆う何やら得体のしれない重苦しい空気(個人的には、そうした感覚はありませんでしたが……)を反映するように、ポピュラー音楽の世界も、豪華絢爛で享楽的だった80年代とはうって代わって、暗く、重く、沈み込むような音楽が、大きな流行のうねりを作って、時代を飲み込んでいきました。
そんな時代を象徴する極めつけの1曲です。聴いてください。
♪ ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」
“Smells Like Teen Spirit” by Nirvana
1991年にリリースされたニルヴァーナ2作目のアルバム「ネヴァーマインド」からお送りしました。
この時期、アメリカのシアトルを中心に台頭してきた、ニルヴァーナをはじめ、パール・ジャム、サウンドガーデン、アリス・イン・チェインズといったバンドに代表される、いわゆるグランジとかオルタナティヴと呼ばれる音楽が、あっという間に世界中を席巻し、ロックの風景をすっかり変えてしまいました。
僕がこの曲を気に入った理由は、自分のルーツであるハード・ロックに通じるものを感じたからで、他の、暗く、重く、気だるい感じの曲には、あまり入れ込めませんでした。同時期に出た、パール・ジャムの「テン」やサウンドガーデンの「バッドモーターフィンガー」も然りで、ずっと聴いていると、その暗さ、重さ、気だるさが辛くなってきてしまい、しばらくグランジ、オルタナ系の音楽からは距離を置くようになりました。
同時に、この時期は、悲しいことに僕の大好きなHR/HMバンドの多くも、時代の大きな流れの中で、その音楽性を、暗く、重く、沈み込むような「流行り」のスタイルに変えてしまい、その結果、元気がどんどん失われていったことです。そして、僕が本当に聴きたい音楽が、HR/HMの世界からどんどん姿を消していく、そんな冬の時代がやってきたのです。
そんな時代の象徴である「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」が、この冬の時代における僕のお気に入りの曲として記憶に残っているというのは、何とも皮肉なものです。
―4曲目―
東京出向時代は、千葉県の船橋市にある会社の寮に住んでいました。
当時は、今みたいにradiko (ラジコ)なんていう便利なものは無かったので、地方では聴けない関東圏のラジオ番組を久しぶりに聴けるようになったのは、とても嬉しいことでした。
毎週欠かさず聴いていたのが、BAYFMで放送されている伊藤政則さんの「パワー・ロック・トゥデイ」(大学時代は、ラジオ日本で「ロック・トゥデイ」という番組名で放送されていました)という番組です。
ある日の番組で紹介された英国の新しいバンドの曲が、僕にとてつもなく強烈な印象を残しました。
痒いところに手が届きまくるというか、僕のツボを刺激しまくる、何から何まで僕好みの最高な曲で、笑いが止まらないほどでした。聴いてください。
♪ ザ・ワイルドハーツ「ターニング・アメリカン」
“Turning American” by The Wildhearts
1992年に発表されたザ・ワイルドハーツの日本デビュー盤「ドント・ビー・ハッピー・ジャスト・ウォーリー」からお送りしました。
この「ターニング・アメリカン」という曲をラジオで初めて聴いたとき、「あぁ~っ、これ、これっ!こういうのを聴きたかったんだよ!」と、久しぶりに湧き上がってくる興奮を抑えられませんでした。
待ちに待った日本デビュー盤「ドント・ビー・ハッピー・ジャスト・ウォーリー」は、「ターニング・アメリカン」を始め、すべての曲が期待通りで、僕好みの曲のオンパレードでした。
すっかりワイルドハーツにハマった僕は、それからずっとワイルドハーツ、そして、ソングライターであるジンジャーを追いかけ続けてきました。ジンジャーはなかなかお騒がせな人ですが、紆余曲折ありながらも、常に素晴らしい作品を届けてくれるので、今だに目を離すことが出来ません。
―5曲目―
東京出向が始まった当初、精神的にどん底にいて、自暴自棄で自堕落な生活を送っていた僕は、聴く音楽にも、もっとうるさく、もっと激しく……と、より強い刺激を求めるようになりました。
そして、遅ればせながら辿り着いたのが、かつて馬鹿にして見向きもしなかったパンクロックでした。聴いてください。
♪ ラモーンズ「センサーシット」
“Censorshit” by Ramones
1992年に発表されたラモーンズ13作目のアルバム「モンド・ビザーロ(狂った世界)」からお送りしました。
ラモーンズは以前から名前だけは知っていて、ニューヨーク・パンク・シーンの重要バンドであり、後のロンドン・パンクに大きな影響を与えたという話を聞いてから、ずっと気になる存在でした。
ラモーンズについては、名盤と呼ばれるデビュー・アルバム「ラモーンズの激情(原題:Ramones)」から順に、その歴史を辿りながらアルバムを聴き進めていたのですが、初めてリアルタイムで発売と同時に買ったのが、この「モンド・ビザーロ(狂った世界)」というアルバムでした。
「モンド・ビザーロ」の冒頭を飾るこの曲は、“Censorship(検閲)” ならぬ ”Censorshit(クソ検閲)” というタイトルの通り、当時のポピュラー音楽(特に目の敵にされていたのが、ヘヴィ・メタルとヒップホップ)に対する検閲に対して「クソくらえ」を突き付けた、痛快な1曲です。
背景には、1984年に結成された「PMRC(Parents Music Resource Center)」という保護者団体が、「RIAA(全米レコード協会)」に圧力をかけて、青少年に悪影響を与える音楽を探し出すためといって歌詞の検閲を行わせたり、内容が不適切な作品のジャケットに「Parental Advisory – Explicit Content(親への勧告 – 露骨な内容)」というステッカーの貼付けを義務付けたり、多くのミュージシャン、バンドが槍玉に挙げられていた当時の状況がありました。
この「センサーシット」という曲は、そんなPMRCという団体を率いたティッパー・ゴア(アメリカ副大統領アル・ゴア夫人)に対して、”Ah, Tipper, come on(なあ、ティッパーさんよ)……” と名指しで痛烈に皮肉っている、パンク精神あふれる曲です。
―6曲目―
当時大好きだったスキッド・ロウというバンドのセバスチャン・バックが、あるバンドのことを絶賛していたので、早速アルバムを買って、聴いてみました。それまで聴いたことのない、ひたすら重く、鋭く、激しい、強烈なグルーヴが生み出す凄まじい破壊力に圧倒されました。聴いてください。
♪ パンテラ「マウス・フォー・ウォー」
“Mouth For War” by Pantera
この曲は、アメリカのヘヴィ・メタル・バンド パンテラが1992年に発表したメジャー2作目のアルバム「俗悪(原題:Vulgar Display Of Power)」からお送りしました。
重さ、鋭さ、激しさを極限まで突き詰めたハードコアな音楽性で大成功を収めたパンテラは、ヘヴィ・メタルの世界を大きく変え、後続のバンドにとてつもなく大きな影響を与えました。パンテラ以降のヘヴィ・メタル・バンドを聴くと、そこかしこにパンテラの影がちらつくのですが、どうしたって超えることの出来ない、唯一無二の個性と圧倒的な存在感を持ったバンド、それがパンテラでした。
パンテラと言えば、忘れられない思い出があります。
それは、1994年5月14日の東京厚生年金会館ホールにおけるライヴでのこと。僕は2階席の4列目で観ていたのですが、ドラムのヴィニー・ポールが客席に投げたスティックが、驚くことに2階席まで飛んできて、「おっ、こっちに来たぞ」と思って手を伸ばしていたら、僕の手の中にスティックがスポッと収まったのです。ちょっと信じられない、夢のような出来事でした。ヴィニー・ポールは、極太スティックを逆さに持って叩くため、滑り止めとしてチップ側にナイフで斜め十字に溝を刻んでいるのは知っていたのですが、手元にある実物を目の当たりにして、その強烈なインパクトに鳥肌が立ちました。
余談ですが、ギターのダイムバッグ・ダレルは、キッスのオリジナル・ギタリストであるエース・フレーリーを敬愛していて、右胸にエースのメーク顔のタトゥーを入れていました。もう、キッス好き、エース好きの僕にはたまりません。不純かもしれませんが、こんなところも、僕がパンテラを好きな理由のひとつです。
―7曲目―
僕がこのバンドを知ったのは、「ミスター・バイク」という雑誌がキッカケでした。
僕にとって、本気で夢中になった初めての日本のロック・バンドです。
それにしても、スリーピース(3人組)バンドというのは、どうしてこんなにも魅力的なのでしょうか。聴いてください。
♪ ブランキー・ジェット・シティ「RAIN DOG」
“Rain Dog” by Blankey Jet City
1992年にリリースされたブランキー・ジェット・シティ2作目のアルバム「BANG!」からお送りしました。
キッカケとなった「ミスター・バイク」には、当時の最新シングル「青い花」を紹介する記事が載っていて、早速、「青い花」が入っている当時の最新アルバム「幸せの鐘が鳴り響きその中で僕はただ悲しいふりをする」を買ってきました。このアルバムが、僕のブランキー・ジェット・シティ初体験だったのですが、もっと過激でぶっ飛んだものを期待していた僕は、ちょっと肩すかしを食らった感じで、不完全燃焼状態で、胸の中はぶすぶすとくすぶっていました。
ところが、「こんなもんじゃないはずだ」という妙な確信と、「こんなもんで終わってたまるか」という変な執着に衝き動かされて、過去のアルバムを遡って聴いてみたところ、これが大正解でした。
中でも特にハマったアルバムが「BANG!」で、「これ、これ!こういうのを聴きたかったんだよ!」と思わず叫びたくなるほど、最高にいかした、そして最高にいかれた1枚でした。
―8曲目―
当時、番組のタイトルは覚えていないのですが、ブランキー・ジェット・シティの中村達也さんが深夜にやっていたラジオ番組をよく聴いていました。
お陰で、それまで聴いたことのなかったジャンルのいかした曲に、沢山出会うことが出来ました。これも、そんな風にして出会った1曲ですが、あまりのカッコ良さに、速攻でアルバムを買いに行きました。聴いてください。
♪ マイルス・デイヴィス「ハイ・スピード・チェイス」
“High Speed Chase” by Miles Davis
1992年に発表された「ジャズの巨人」マイルス・デイヴィス生前最後のスタジオ・アルバム「ドゥー・バップ」からお送りしました。
僕の好きなドラマー達のほとんどが、ジャズをルーツに持っていることを知り、ちょうどジャズへの興味が高まっていた時期で、マイルス・デイヴィスの代表作は何枚か持っていましたが、このアルバムで聴くことができるマイルス・サウンドは、何とヒップ・ホップ。
ジャズ評論家からはかなり酷評されたようですが、ビ・バップに始まり、ハード・バップ、モード・ジャズ(偉そうに言っているけど、ジャズはあまり詳しくないので、この辺は受け売りです……悪しからず)、エレクトリック・サウンドの導入、フュージョン、ファンク……と、常に新しい音を求め続けたマイルス・デイヴィスらしい、とても刺激的でクールなアルバムです。
―9曲目―
「30曲入りの2枚組デビュー・アルバムを発表して、世界中でNo.1を獲ったら、俺達は解散する」と宣言して、センセーショナルなデビューを果たした英国ウェールズ出身のロック・バンドがいました。こういう無茶苦茶なバンド、嫌いじゃないです。聴いてください。
♪ マニック・ストリート・プリーチャーズ「ステイ・ビューティフル」
“Stay Beautiful” by Manic Street Preachers
1992年に発表されたマニック・ストリート・プリーチャーズのデビュー・アルバム「ジェネレーション・テロリスト」からお送りしました。
結果的に、彼らはこのデビュー・アルバムでNo.1を獲ることは出来ませんでした。
そもそも18曲入り(日本盤はボーナス・トラック入りの19曲)だった時点で、既に例の宣言は反故(ほご)にされているのですが……。そのお陰かどうかは分かりませんが、マニック・ストリート・プリーチャーズは解散することなく、メンバーの失踪という大事件が起きた後も、残った3人で今日までバンドを守り続けてきました。
今やイギリスの国民的ロック・バンドとなったマニック・ストリート・プリーチャーズは、今年(2025年)の2月に通算15作目のアルバムを発表し、その健在ぶりを見せつけてくれました。
デビュー当時からずっと変わらないマニック・ストリート・プリーチャーズの魅力、それは、聴くほどに病みつきになるマニックス節とでも言うべき印象的なメロディ、そして、メイン・ヴォーカルであるジェームズ・ディーン・ブラッドフィールドの少年のような歌声、この二つが合わさったときに生み出される、胸の奥のかさぶたをいじられているようなヒリヒリした心地良い痛み、これに尽きます。
Mですね……。
―10曲目―
このバンドとの出会いも、妹がキッカケでした。
ある日、クイーンが大好きだった音楽好きの妹が、「こんないいバンドがいるよ」と言って、1枚のアルバムを聴かせてくれました。やはり血は争えないというか、僕はあっと言う間に、このバンドの虜(とりこ)になってしまいました。聴いてください。
♪ ジェリーフィッシュ「知らぬが仏」
“Ignorance Is Bliss” by Jellyfish
1993年に発表された日本編集版「ニュー・ミステイク&デモ・トラックス」からお送りしました。
ジェリーフィッシュは、アメリカのサンフランシスコで結成されたロック・バンドです。極上のメロディと極彩色のポップ感覚あふれる音楽性が魅力で、ビートルズやクイーン好きにはたまりません。
こういうバンドがアメリカから出てきたのは驚きでしたが、サンフランシスコが、ヒッピーの聖地と呼ばれ、フラワームーヴメントの中心地であったことを考えたら、「なるほど」と納得がいきました。
この「知らぬが仏」という曲は、彼らが残した2枚のスタジオ・アルバムには収録されていませんが、ジェリーフィッシュの万華鏡のようにカラフルでポップな音世界が堪能できる、文句なしに素晴らしい曲です。今回、ライナーノーツを読み直して、あらためて知ったのですが、この曲は、1991年リリースの「ニンテンドー」のコンピレーション・アルバム(日本未発売)に収録されていたらしく、歌もマリオ・ブラザーズが活躍する内容になっていて、ピーチ姫、クッパ大王、マリオ、ルイジの名前も登場します。
なるほど、言われてみれば、この曲のムードや展開は、そうした冒険ファンタジーの世界観にピッタリな気がします(自分がゲームをやらないので、詳しく語ることは出来ませんが……)。
ちなみに、妹に聴かせてもらったのは、ジェリーフィッシュの2作目にして最高傑作である「こぼれたミルクに泣かないで(原題:Spilt Milk)」でしたが、残念なことに、これが彼らの最後のスタジオ・アルバムとなってしまうのでした。
ジェリーフィッシュ、もっと聴きたかったな。
* * *
-今回も最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう。See Ya!
ー第18回「サラリーマン時代 <第2期 ①>」プレイリストー
| No. | 曲名 Song Title | アーティスト Artist |
|---|---|---|
| 1 | 天狗 Tengu | 下郎 Gero |
| 2 | レイター・フォー・ダンシング Later For Dancing | ジェームス・ブラウン James Brown |
| 3 | スメルズ・ライク・ティーン・スピリット Smells Like Teen Spirit | ニルヴァーナ Nirvana |
| 4 | ターニング・アメリカン Turning American | ザ・ワイルドハーツ The Wildhearts |
| 5 | センサーシット Censorshit | ラモーンズ Ramones |
| 6 | マウス・フォー・ウォー Mouth For War | パンテラ Pantera |
| 7 | RAIN DOG Rain Dog | ブランキー・ジェット・シティ Blankey Jet City |
| 8 | ハイ・スピード・チェイス High Speed Chase | マイルス・デイヴィス Miles Davis |
| 9 | ステイ・ビューティフル Stay Beautiful | マニック・ストリート・プリーチャーズ Manic Street Preachers |
| 10 | 知らぬが仏 Ignorance Is Bliss | ジェリーフィッシュ Jellyfish |
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