胃カメラ

 
 今日は、朝から近所のクリニックに行って内視鏡(胃カメラ)検査を受けてきた。
昨年受けたバリウム検査で、胃に凹んだ箇所があるので、内視鏡による精密検査を受けるよう指示があり、恐る恐る行ってきたのだ。
恐る恐ると言っても、結果を心配してのことではなく、とにかく胃カメラがイヤなのだ。

 数年前の人間ドックで、一度だけ内視鏡検査(経口挿入)を受けたことがある。
まず飲まされた喉の局部麻酔らしきゼリーみたいなものが泣きたくなるほど不味く、その時点で既に「オエッ、オエッ」と何度もえずく(えずく:嘔吐反射)。本番の検査では、内視鏡を挿入するとき、そして内視鏡を動かすときの痛さ、苦しさ、異物感、気持ち悪さが半端なく、検査の間ずっと「オエッ、オエッ」とえずきまくる。顔面は、涙だか鼻水だか涎(よだれ)だか、もう何だか訳の分からないものでグシャグシャ……。

 これに懲りて、「二度と内視鏡検査なんか受けるものか」と、以降の健診はバリウム検査で通してきた。ただ面倒なのは、バリウム検査では状態を特定できない箇所について精密検査を受けるよう、毎回言われてしまうこと。そして、今までその指示をずっと無視し続けてきたが、今回は思うところもあって、安心のためにちゃんと精密検査を受けることにした。
 事前の診察で、口より鼻からの方がラクだと聞き、周りの経験者からも「鼻からの方がラクだった」と聞いていたので、今回は迷わず経鼻挿入を選択した。

 検査は5分ほどで終了。聞いていた通り、鼻からの方が断然ラクだった。
内視鏡を挿入するときや動かすときの痛さと異物感が若干あったのと、空気を入れられたときのお腹の張りが少し苦しかったものの、終わったときのグッタリ感がまったく違う。前回のようにボロボロにならなくて済み、本当に助かった。
 しかし、次回の健診からまた内視鏡検査にするかどうかは別の話だ。一応検討はしてみるか……。

 検査後に先生から、撮影した画像を見る限り問題なさそうだと言われる。胃の凹んだ箇所は、どうも胃潰瘍の跡らしく、知らない間に胃潰瘍になり、知らない間に治っていたようだ。そういえば、しばらく前だが、サラリーマン時代に、多分人間ドックでそんなことを言われたような覚えがある。
 余談だが、画像を見ながら、先生に「胃の内壁がキレイだ」と言われ、少しいい気分だった。
いずれにしても、正式な結果は1週間後だそうな。

 やはり慣れないことなので、ちょっと疲れたかも……。今日は早めに休もうかな。

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